弁護士コラム

遺産分割調停について大阪市で弁護士をお探しの方

2025.02.15
遺産分割調停について大阪市で弁護士をお探しの方

家族を失う悲しみは計り知れないものです。

そしてそれに伴う遺産分割はさらにストレスを増すことになりかねません。

特に相続人が多く、合意が難しい場合、遺産分割調停が有効な解決策となることがあります。

遺産分割調停では、家庭裁判所が中立の立場から調停を行い、遺産分割を円滑に進める手助けをします。

今記事では、遺産分割調停についてメリットとデメリットを踏まえ詳しく解説します。

遺産分割調停とは

遺産分割調停は、家庭裁判所で行われる公式な手続きです。

遺言がない場合や相続人の意見が一致しない場合に利用されます。

遺産分割調停では、裁判官と調停委員が中立的な立場から、相続人の意見や法的権利を考慮しながら、全員が納得できる遺産分割方法を提案し、調整を行います。

複数の相続人が関与する複雑な遺産分割も、効率的かつ平和的に解決する道が開かれます。

遺産分割調停のメリット

冷静に話し合いができる

相続における感情的な衝突は避けられません。

しかし、遺産分割調停を利用することで裁判所が中立的な場を提供し、感情に流されず合理的な議論を行うことができます。

これは意見の対立が激しい場合に特に有効で、感情的になることを防ぎつつ、双方のニーズに対応した解決策を模索できます。

遺産分割を進められる

遺産分割調停を利用することで、相続問題を時間内に解決することが期待できます。

定期的な調停会議は、話し合いが行き詰まった場合でも解決に向けて前進するきっかけを作り、最終的には裁判所が適切な判断を下すことで、合意形成が困難なケースでも結論に達することが可能です。

遺産分割調停のデメリット

希望通りの結果にならない可能性がある

調停では相続人がすべての希望を満たすことは難しく、しばしば妥協が必要となります。

この過程で期待と異なる結果に終わることもあり、調停を通じて最適な解決策を見つけるためには、柔軟な姿勢が求められます。

長期化する恐れがある

調停のスケジュールは通常数ヶ月おきに設定されるため、解決には長期間を要することがあります。

この時間が更なるストレス源となり得るため、調停には忍耐が必要です。

法定相続分の主張が基本

調停では基本的に法定相続分に基づく議論が行われ、特殊な事情がない限り、法定通りの分割が推奨されます。

これにより、特別な事情や個人の願望が十分に反映されない可能性があります。

遺産分割調停で弁護士をつけるメリット

裁判所に出向かずにすむ

調停は平日日中に行われるため、仕事をしながら対応するのは難しいです。

弁護士に依頼すると、弁護士が代理人として裁判所に出向き、依頼者の意見を代弁します。これにより、依頼者自身が裁判所に出向く必要がありません。

法的判断に基づいた対応が可能

特別受益や寄与分を主張する場合、法的な知識や裏付け資料が必要です。

また、相手方の主張に対する対応には法律的な判断が求められます。

このような場合、本人だけで対応するのは難しいことが多いです。

遺産分割がうまくいかず、調停手続に進む場合は、まず弁護士に相談することをおすすめします。

まとめ

まとめ

遺産分割調停は、相続における対立や複雑な問題を解決するための有効な手段です。

その一方で、長期化することや完全に希望する結果が得られないというデメリットもあります。

弁護士と協力しながらこの手続きを利用することで、より公平で実行可能な解決が期待できるでしょう。

トラブルなく解決するためにも弁護士に相談することをおすすめします。

 

中原修法律事務所では、「お役に立ちたい」という想いで、ご相談者様をお迎えしております。

まだ相談内容がまとまっていない方や、「そもそも弁護士に相談するべきかどうか」を迷っている方でも問題ありません。

お困りのことがあれば、問題の大小にかかわらず、ぜひお早めにご相談ください。

 

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